スタッフ

たがらの家のスタッフ紹介

地域のご利用者さんを地域在住の職員がケアし、地域密着型サービスを実現しています。また、全職員がご家族と接し、きめ細かい介護を実践しています。

たがらの家のスタッフ紹介

管理者・ケアマネジャー:油山敬子

管理者・ケアマネジャー:油山敬子
出身地

大阪で生まれた女(→新潟→東京)

資格

介護福祉士
認知症ケア専門士
介護予防運動指導員
介護支援専門員

座右の銘

「品位を持って寄り添うがごとく」(たがらの家のポリシーです)

アパレル販売員、OLなどの勤務を経て、結婚退職。子どもの成長を機に介護職に。2000年からのキャリアで、老健、特養での責任者など。多様な経験を活かした冷静な観察眼と情 熱的なコミュニケーションが持ち味。

日々想うこと・・・

震災の日、たがらの家にもご利用者さんがいました。関東大震災のことを覚えている人もいます。長生きするとこんな事に2回もあってしまうんですね。すぐ駆けつけて「怖かった でしょう?」と聞いたら、テレビ見ながら「大雨降ったの?」・・・認知症の方たちと接していると、大変な状況の中でもこんなエピソードが出てきます。

夜勤をやっていて、嫌な予感がする日があります。一人ひとりに声かけしながら寝てもらおうと、フガフガしてるご利用者さんに「入れ歯ちょうだい」と言ったら、「自分で買いなさいよ!」(爆)。

今日明日危ない状態の人を“あの日”も食事介助していたら、その前で他の皆さんはいつものように歌っていました。とにかく、食べるのが好きな人でした。急変してお宅にお送り して、その晩亡くなりました。大好きなお婆さんですごく思い入れはあったけど涙は出ませんでした。発語はなかった人だけど、意思表示はしっかりしていらっしゃったと思っています。

在宅生活の支援というのは、その人の命に直接触れる仕事です。病院でなく、普通の日常の中で“その時”が突然訪れます。死の間際に体温を測る時も、家族のように思いながら も、今後役立つだろうという意識もあります。人としての思いと仕事としての意識。家族ではないことを十分に認識しつつ、でも、家族のようにも接したく、、、プロとしてもっと勉強しようと思っています。

さっきのエピソードのように、認知症の方は周りをとても明るくしてくれます。でも、認知症になってから出てくる“キャラ”は周りが引き出すものであり、社会性はもちろん元々 あるんです。周りが笑えるようなことが言えるには、我々を含めた“環境”が重要だと思っています。

同時に、そんな方たちから、あんたたち私の心配なんかしなくていいから、自分のこと心配しなさいよ、と言われている気もするんです。いろいろ言っていても、職員を労ってくれ るんです。「大変ね、大丈夫?」すごくうれしい。利用者さんたちにがんばったねと言われたくてがんばってる時があります。キツいときには甘えたくなります。

たがらの家は在宅支援ですから、家族ができないことをお手伝いするわけですが、何でもこちらに任せるのではなく、ご家族がすべきことは考えてくださいと生意気に言ったりしな がらも、自宅に遊びにおいでよとご家族に言っていただいたりする関係があります。ご利用者さんを中心に、職員だけではなく、ご家族も一緒にある職場、仕事です。

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